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「なじむ」という豊かさ 住むほどに味わいの出る家

 

 

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Replan北海道 Vol.74 別冊付録 掲載

 いつの頃からか日本では、物の価値は最初の新しい時が100%で、年数が経過するごとにその価値は減少し、やがて価値がなくなることが当たり前のようになりました。なおかつ、その年数は非常に短く、常に新しいことが豊かである象徴のような社会があり、その渦の中に家も商品として引きずり込まれてしまったのではないでしょうか。
 「なじむ」とか「味わい」という言葉を思い出しました。革の靴などは新しい時が一番価値があるわけではなく、何年か履いて足になじんだ頃が一番。この心地よさを保つために、メンテナンスをする、何とも言えぬ自分の一部となり、味わいが出る…「家」もそんなものであってほしい。
 そのために、耐久性能、断熱性能、安全性の高い材質性能など、すべての技術を高めているのです。
 そんな心を「豊か」と呼ぶのではないでしょうか。

Mさん宅 家族構成/夫婦2人、子供3人
設計・施工/(株)大野建設
設計担当/大野圭市
現場管理/長瀬敏博
大工棟梁/稲上裕二

■建築データ
□構造規模/木造(枠組壁(2×6)工法)・2階建て
□延床面積/167.35㎡(50.52坪)
□1階住宅部分床面積/65.41㎡
□1階カーポート・物置部分床面積/40.77㎡
□2階住宅面積/61.17㎡

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