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趣味を生かした空間でゆったりと過ごす心地よさ

 

 

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Replan北海道 臨時増刊
薪ストーブ・ペレットストーブで冬を楽しむ。 2015 掲載

 LDKの大きな窓から四季折々に色を変える雑木林の風景を見渡せるNさんのお住まい。建物の一部には奥さんが経営するカフェを併設した、趣のある佇まいです。
 この家を建てるまで、子どもの頃から社宅にしか住んだことがなかったという奥さんは、ご自身が家を持つとは考えたこともなかったそうです。お子さんが大きくなり通学のことも考えて、これからは転勤での引っ越しをしないと決めた時に、「もしかしたら家を建てても良いのでは?」と思ったのが家づくりのきっかけでした。
 家を建てるなら以前から欲しかった珈琲の焙煎機を置くスペースが欲しいこと、以前から集めて暮らしの中でも使っていた古民具を生かした空間にしたいこと、灯油価格の高騰や災害時に備え、薪ストーブのある暮らしがしたいというのが当初からの希望でした。
 友人の紹介でフーム空間計画工房の宮島さんに出会い、つくり出す住まいに惹かれ、落ち着いた雰囲気でくつろげる自然素材を使用した新居が完成しました。施工は丁寧な仕事に定評があり、建築家住宅も多く手がける大野建設が担当。薪ストーブが置かれたLDKと2階の廊下にある棟木には古材を使用し、新しい住まいながらも懐かしさを感じさせる空間に仕上がっています。
 「薪ストーブが置かれた土間の框に腰を下ろし、炎を見ながら薪のはぜる音を聞いているのが至福のときです」とご夫妻は語ります。

北海道音更町・N邸 家族構成/夫婦50代、子ども1人
設計/(株) フーム空間計画工房

■建築データ
□構造規模/木造・2階建て
□延床面積/175.56㎡(約53坪)
□使用機種/ヨツール「F602」
□ストーブ導入費用/約100万円(本体、煙突、炉壁、施工費用含む・税込)
■工事期間 平成24年11月~平成25年5月(約7ヵ月)

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