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十勝暮らしを五感で楽しむ 中札内のフラットハウス

 

 

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Replan北海道 臨時増刊
薪ストーブ・ペレットストーブで、冬を楽しむ。2016 掲載

南向きに連続する開口からにじむ田園の緑と光が印象的なSさん宅。中札内の住宅街の一角、210坪の敷地の東西に細長く延びる平屋住宅が建ったのは5年ほど前のこと。帯広で学生生活を送り、豊かな自然に魅せられたSさん。その暮らしが忘れられず、札幌から家族を伴って移住し、長閑な田園風景が広がる中札内に住まいを構えました。
家族がリビングに集う住まいをテーマに設計された空間のシンボルともいえるのが、「友人宅で一目惚れした」という薪ストーブ。「炎がつくり出す得も言われぬ表情、あたたかみが良いなぁと思いました」。そこで、延床面積29坪、横長な狭小住宅にもマッチするシガータイプの薪ストーブを購入。リビングの一角に設置しました。「薪を縦にくべるアンティークな味わいのあるデザインが、この家にぴったりでした。大開口越しの雪景色と炎を眺める時間は、冬の楽しみになりました」。
Sさん宅は、北方型住宅ECOにも認定される、高性能住宅。恵まれたロケーションを最大限楽しめるよう窓を大きく採っていますが、マイナス30℃の厳冬期でも薪ストーブの熱だけで十分に暖かいそう。「大野建設さんの施工がとにかく丁寧で、築5年経っても不都合がない家です。建築家の信頼も厚く、一緒に組んで仕事をすることが多いというのも、うなずけます。丹念な仕事を重ねた確かな住宅性能も、冬のストーブライフをさらに豊かなものにしてくれています」。

中札内村・Sさん宅 家族構成/夫婦、子ども2人
施工/(株)大野建設

■建築データ

□構造規模/木造・平屋建て
□延床面積/98.48㎡(約29坪)
□使用機種/アンデルセンストーブ
 「みにくいアヒルの子」

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