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住宅・都市計画見学 in Germany ③

2018.08.20.Monday:ブログ

まず、こちらをご覧ください。

ごく普通のどこにでもありそうなアパートですね。
これがドイツの集合住宅3分の1モデルに変身します。
集合住宅3分の1モデルとは、1軒の集合住宅の中でそれぞれ3分の1ずつ、
分譲住宅、一般所得向け住宅、低所得向け住宅があることです。

このアパートの場合は、6階から3階に減築し、リフォームしました。

ベランダやスライド式の日差しも付いて、見違えるようになりました。
これで、分譲住宅としても買い手が付きます。
分譲住宅を造ることによって、建物に投資した人にもすぐにまとまった収入が入ります。
様々な人が一緒に住むことで、空き家も減らせるそうです。
一石二鳥ならぬ三鳥の集合住宅ですね。

 

では、話が変わりまして、次に見ていただくのはこの写真です。

昔懐かしの学校の渡り廊下ですよね。冬はとっても寒い場所です。できれば通りたくありませんね。
過疎化が進む町としては、子供が減らない工夫も大きな課題です。
そのために、親が子供を通わせたくなる学校作りに力を入れるのも1つの手です。

この学校はこうなりました。

渡り廊下は完全に室内になりました。
そして、校内の窓辺には子供たちが座って談笑を楽しめそうなスペースまであります。

まさに通いたくなる学校ですね!
さらに、断熱パネルを使うことによって学校休業期間中の短い工期での工事が実現したそうです。
もし授業中に工事をしていたら、好奇心の塊の子供たちは先生の話を聞いていなかったでしょうね。

今日のお話はここまで。
次回でドイツのお話は最終回です。
To be continued.

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